3つの柱


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●●●メンタルフレンド●●●

ちょっと悩んだとき困ったとき、一緒に考えたりします。
ちょっと嬉しかったとき楽しかったとき、一緒に喜んだりします。
ちょっと天気がいい日には、一緒に遊びに出たりします。
そういう関係を「メンタルフレンド」といいます。私たちは、これをなにより大事にしたいと考えています。「これなくしては始まらない」とまで考えています。「これさえあれば勉強なんていらないっ」と断言してしまうくらいです(でも、そう言うと困った顔をする人もいるので、たいていは心の中でこっそり言います)。
最初は照れてしまうかもしれません。時間もかかるかもしれません。でも、それでもいいと思います。
ゆっくりあせらず「安心しておしゃべりできる関係」をつくっていきましょう。




●●●「自分」の学習●●●

「勉強は学校でするもの」と決まったわけではありません。勉強の内容だって、別に教科書通り進まなくちゃいけないわけじゃありません。家で勉強したい(ちょっと難しい言葉で「在宅学習」といいます)という人。でも、ひとりじゃちょっと不安という人。私たちがお手伝いします。基礎的なところからじっくり取り組みましょう。
ここで言う「基礎的な」は、「知っておくと、少し便利でたぶん役に立つだろう」という意味だと思ってください。
たとえば新聞を読むとき、日本語や漢字を知っていると意味が良くわかるようになりますし、自分の考えていることを人に伝えるときにもきっと役に立ちます。お金を計算するとき(賢く使うとき)、仕事やアルバイトをするとき、地域や社会・世界のことを考えるとき、外国の人と交流するとき…。色々な場面を想像してみてください。知らないより知っていた方が何倍も楽しいだろうなあと思うことも、色々浮かんできませんか?少しずつ、ゆっくりと、一緒にやっていきましょう。




●●●「自分」の学習●●●

「私、ぼく、おれ、あたし、拙者、我…」などの言葉と「自分」という言葉は決定的に違う点があることに、みなさんは気づいていますか?
「自分」という言葉を分解してみましょう。
「自」は「みずから」、「分」は「わける」と読めます。すると、「自分」という言葉からは「他人から分かれて出てくるもの」という意味が浮かんできます。さらにこの意味をよく考えると、「自分」というものは他の人がいるから意味があるものだとわかります。
いつも使うときに、今説明した意味をちょっと考えてみてください。
たとえば、「自分らしく」という言葉もちょっと違った意味が出てきますね。つまり、他の人と同じ部分と違う部分を考えた上で、特に違っている部分ということになります。「こうしたい/ああしたい」という思いがいつでも「自分らしい」思いとは言えないのですね。「自分」というやつを決めるのは、ちょっと大変そうですね。
漂流教室では、「自分」という言葉を上の意味で使うことがあります。そして、毎日の生活や考えていることを見つめなおし、他の何者とも違う部分を見つけることによって、「自分」=「自らを他と分ける行為」をしていきます。
「自分BOX」と「自分ノート」を用意して、ちょっとしたことを書いてみたり、買い物したレシートをためたり、気になった新聞記事を投げ入れたりしておきましょう。
そして、どんなことを考えているのか、私たちに教えてくださいね。

(もっと詳しく知りたい人は→もう少しお待ちください!)